2021年 1月

この本を読んで思うこと ~『グレタ たったひとりのストライキ』

グレタ・トゥーンベリさんは2003年、オペラ歌手マレーナさんと俳優スヴァンテさんの長女として生まれました。
今年17歳になる彼女の肩書は気候活動家。
そしてコロッケが今回読んだ本の題名が『グレタ たったひとりのストライキ』(海と月社)です。

始まりは15歳の夏
彼女がまだ15歳だった2018年8月20日の月曜日。
彼女がひとりぼっちで始めたストックホルム市内スウェーデン国会議事堂前での気候変動に対するストライキが世界中から注目されました。
この本にはその動機や目的がはっきり書かれています。
ただ本の内容は書ききれないくらいあるので今回はあえて書かないけれど、 コロッケは彼女のことが大好きだしとても尊敬しています。
逆にパリ協定から離脱を表明したトランプ大統領のことは今でも好きになれませんし、 〇〇ファーストという利己的な考え方もあまり好きではありません。

今、地球は
もしこの星を『わが家』と考えて、温暖化の著しい状況を『燃えている』と例えたら、 みなさんはどうされますか?
つまり今まさに地球温暖化の加速度的な現象は、 例えて言えば『わが家が燃えている』と同じことなのですが、 みなさんがその中に暮らしていたとしたら、『いずれ誰かが消してくれる』などと思うでしょうか?
本当はすぐに家族全員が力を合わせて消火(つまり二酸化炭素排出ゼロに)する行動をとらなければならないはずです。
そして彼女は昨年から今年にかけて、国連の会議場やフォーラムなどで 非常に危機感のあるスピーチを行い、大きな賛同を得ました。
でも世界中の人たちの気候変動に対する行動はまだまだ鈍いままなのがとても残念ですね。

またニューヨークで行われた会議に、彼女がヨットに乗って大西洋を横断し、駆けつけたのはとても有名なお話です。
なぜならば乗り物の中で最も二酸化炭素排出量が多いのがジェット機だから。
彼女は過去もこれからも絶対に乗らないのです。

新型コロナウイルスは人類への警鐘?
最後に今回の新型コロナウイルス感染では世界中が大変なことになっています。
しかしそのために人の動きや生活習慣が大きく様変わりした結果、二酸化炭素の排出量が激減しているといいます。
これは何という皮肉な結果でしょうか?
ひょっとすると新型コロナの件は神様が世界中の人間たちに与えたひとつの警鐘なのかもしれないとコロッケは思っています。
便利、快適で物や娯楽が溢れている生活ばかりを追求することが当たり前になっている我々に、 もっと人間たちは自分たちの生活習慣そのものを自省して考えてみろと…。
今まさしく我が家が燃え始めているのだから、 コロナが終息した後もわれわれ人類はいろんなことを反省し、 行動や生活習慣を変革していかなければならないのではないでしょうか?  


ふくしまから嬉しいニュース

最近、新型コロナウイルスの影響で出前授業のご依頼がめっぽう減っています。
もちろん一日も早い終息をコロッケも望んでいるわけですが、そんな息苦しい社会情勢の中、ちょっと嬉しいニュースが飛び込んできました。

それは先般出版された『おもしろ“紙学”エコ編』の中で紹介された福島県の三和紙店さんが販売されている『福咲和紙』が、 ふくしまニュースリリースで紹介されたというものです。

福咲和紙は福島県で多く栽培されている桃の木の余分な枝を原料として利用した美しい和紙ですが、 やはり廃棄されそうな物も人間が知恵を働かせれば充分役に立つというひとつの証拠ですよね。
ということでもしよかったらこちらに詳しく載っていますからどうか読んでみてください。

こちらから:ふくしまニュースリリース


さてそれではコロッケは今日も読書タイムに突入します。
今日はグレタさんの本の最終章なので読み終えたらまた感想をアップしますね!


出前授業の紹介動画を作りました

こんな感じで子どもたちに紙がリサイクルできることを伝えています。
ぜひご覧ください!



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